AM技術 付加―除去製造工程のポテンシャルと課題

製造技術

AM技術における後工程

Additive加工で製品を使える状態にするには後工程が必要だ
そう言い切っている

製品として要求される品質を達成する事が大前提になっている
そういう前提で研究しているのはとても実用的だと思う

Additiveという製造法の問題点を認めて
ひとつひとつ問題点をあぶりだし
それを解決するために何をしたらいいか研究している

当たり前といえばそれまでだけど
本当にそれを受け止めて前を見ている人はどれだけいるだろうか?

どこかAdditiveはAdditiveだから
従来の品質は達成できないよね・・・
そんなできないところには目をつぶって、できるところをがんばればいいじゃん・・・

そんな風に思っていないかな?

でも、そのできないところが避けて通れないものだったら
目をつぶっちゃいけないよね

避けて通れないところをきっちり追い込めるかどうかで
実用化に意味があるかどうかが見えてくる

現実から逃げちゃいけない!

そういう事を感じさせてくれる発表だった

プレゼンしたのは

Hans-Christian Möhring教授
Prof. Dr.-Ing. Hans-Christian Möhring
シュトゥットガルト大学の工作機械研究所主任
Leiter des Instituts für Werkzeugmaschinen der Universität Stuttgart

AM技術の課題、除去加工の課題


上のシートに書かれてるのは

Additive(AM)の課題:

  • 均質で安定した溶湯
  • 高密度
  • ポロシティ無:やはり現状は骨粗鬆症のイメージか?

スカスカじゃないという事だろう やっぱりまだ材料がボソボソしているのが問題だって事なんだね

除去加工の課題:

  • 小さな切削応力
  • きれいな切粉

まあ、サラっと削ってきれいな切粉を出すってことね

ポロシティって何だ?だよね

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3

Wikipediaによれば

  • ポロシティ(porosity, void fraction)とは、固体物質が小孔や割れ目、粒子間空隙などの空間(void, pore)を含む量を表す尺度。物質の全体積に占める空間の体積の割合で定義され、0 – 1または0 – 100%の値を取る。この概念が用いられる分野には薬剤学、窯業、金属工学、物質科学、製造業、地球科学、土質力学などがある。
  • ポロシティに対する日本語の訳語は統一されておらず、分野によって多岐にわたる用語が使用されている。『科学大事典』(丸善)[1]および『物理学辞典』(培風館)[2]では、一般の多孔質固体については多孔度、粒子が集積した粉体については空隙率の訳語を充てている。日本工業規格では多孔質固体を中心に気孔率を用いる例が多いが、ほかにも表のような例がある。土壌に関しては空隙率のほか間隙率や間隙比が用いられる[1][3]。このほか、ブローホールやボイドの意味で「ポロシティ」が使われることもある[4]。

AM技術を製品化するためのアプローチ


下穴がある形状の場合も
どんな下穴にすれば、従来の除去加工と同様の品質が得られるか
つまり
・丸が良いのか四角が良いのかとかの形状や
・取り代はどれくらいが良いのか

などを気にしつつ、実験している

まとめ方


まとめがマインドマップ風に作られている

問題点をきちんと押さえて
科学的アプローチをしようとしている事が感じられる

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