Werkstatt&Betrieb誌にGrobのオープンハウスの記事があった
Grob Hausmesse 2022 - Turnaround in der Elektromobilität erreicht
Als vor etwa sechs Jahren der Transformationsprozess im Automobil hin zum batteriegespeisten Elektromotor verkündet wurde, begann man beim Systemspezialisten fü...
またまた、新製品を出しているのが驚きだった
それがAM(Additive Manufacturing)分野へ向けた製品だった
Additive Manufacturing – Liquid Metal Printing GMP300
主流のLPBF(Laser Powder Bed Fusion)ではなく
LMP(Liquid Metal Printing)を採用している
これはチャレンジでもあるが
製造工程に組み込むためにどうすべきかを考慮した決断だ
LPBFにも課題はある
- 素材である粉末のコストが高い
- 粉末の固着率が低い
- なので製造時間がかかる
- 後処理の手間が大きい
など
採用したLMPは
- 経済的でフレキシブル
ワイヤーが材料なので材料費が減る - 怪我や爆発の危険が無く、人身保護対策がかなり容易
- 内部空間は不活性なので部品の酸化を防止できて、均質な材料特性を保証できる
- 後工程の粉末除去やふるいにかけたり、粉末を回収する必要がない
いやー、AMのことはほとんど調べてきませんでしたので
ネットで調べたんですが、知らないことが多いこと多いこと(汗)
参考になったサイト:3Dプリント レーザー ガス で検索
https://i-maker.jp/blog/sls3d-13119.html
Grobの開発に感じること
自動車の今後の方向性に合っている
その意味で芯がブレていない・・・
それはGrobという会社の幹にあたる部分が自動車産業だという部分だ
しかも、自動車産業をターゲットにしているからといって
自動車にだけ使える技術ではない
だから広く普及する確率が高い
これは凄いことだ!!!
Grobはどう考えているのだろう
LMP技術は、まだ市場に普及しているとはいえない
それでもGrobは、LMPが既存の金属加工用AMプロセスの延長線上にあると見ている
それは、このプロセスが
- 同クラスのPBFシステムよりも固着率が高い
- 現在のDED(Direct Energy Deposition)プロセスと比較して、優れた部品組成構造を実現している
Grobは、GMP300の開発段階から確実で実用化できることを考えてきた、という
粉末の処理が無いから、既存の生産ラインへの組み込みが容易になる
これは、実用化する上で重要な視点だ
しかも安く実現できるとなると、欲しくなる顧客はまちがいなく出てくるだろう