
ドイツ・イノベーションアワード2023
2023-04-30
ドイツでイノベーションっていうと どんな技術に注目が集まるのか気になるところです。 まず、そもそもイノベーションって何か? 気になるのは私だけ? イノベーションに関する考察 日経ビジネスの記事がありました。 シュンペーターとは? イノベーション理論の実践例から考察する イノベーション理論を提唱した、20世紀前半を代表する経済学者「ヨーゼフ・シュンペーター」。彼が示したイノベーションの概念は、21世紀の現代においても世界中の企業経営者たちによって実践されている。この記事ではそうした事例やシュンペーターにまつわる話題を過去記事から振り返る。 https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00081/021600322/ シュンペーターっていう名前が登場している。 経済学者のイメージしかなくて、イノベーションには結びついていなかった。 シュンペーターが提唱した「イノベーション理論」というのがあって ここでいうイノベーションは 技術革新に限らず 社会に新たな価値をもたらす創造であればすべてがイノベーションであるという。 ドイツ・イノベーションアワード 2023 ドイツ語のサイトは↓↓↓ Der Deutsche Innovationspreis – Preisverleihung 2025 - Der Deutsche Innovationspreis https://der-deutsche-innovationspreis.de/ 2023年の受賞企業は以下のとおりです。 大企業部門:Siemens Mobility 圧縮空気を使わない鉄道車両ブレーキ これで150年来の技術に終止符を打った。 中企業部門:ibs このセメント添加剤 NovoCrete は、 路面の耐久性を高め、建設期間を短縮し、コスト、建設中の騒音公害を軽減する。 スタートアップ部門:LUBIS EDA GmbH 開発したのは 半導体の製造において、バグとも呼ばれるエラーの検索を容易にするソフトウェア。 Siemensの圧縮空気を使わない鉄道車両ブレーキ 鉄道ブレーキの歴史 鉄道のブレーキの歴史をある程度は知らないと、何が革新的なのか理解ができない。 簡易な説明の方が理解しやすい、と思って見つけたのが以下のサイト↓↓↓ 鉄道車両のブレーキの歩み http://ktymtskz.my.coocan.jp/asakura/e8.htm 図があるから分かりやすいでしょ? 確かにエアを使ってブレーキシューを動かす仕組みは変わっていない。 Siemens Mobilityが開発したエアレスブレーキシステム 特徴として挙げられているのは 最大40%軽量化され、消費電力が少なくなっている。 システムが取り扱いやすくなり、さまざまな労力が軽減される。 組み立て メンテナンス 列車のアップグレード時間 ブレーキアクチュエータに搭載されたセンサーが、実際のブレーキ力を記録する。 これにより、いままで以上に正確なブレーキ力の制御が可能になる。 エアレスブレーキは、すべてのカテゴリーの鉄道車両に使用することができる。 実績としては、2022年からWiener LinienのX-carに標準採用されている。 関連サイトなど The new air-free brake system from Siemens Brakes(英語) https://www.mobility.siemens.com/global/en/portfolio/rail/stories/the-new-airfree-brake-system.html ドイツ語 https://www.mobility.siemens.com/global/de/portfolio/schiene/storys/the-new-airfree-brake-system.html Liebherrのプレスリリース: https://www.liebherr.com/de/deu/aktuelles/news-pressemitteilungen/detail/liebherr-an-bord-des-neuen-druckluftfreien-bremssystems-von-siemens.html Siemensの開発者は何を思っているか Siemensの前出のサイトに質疑応答があります。 …