カーボンニュートラルの流れの中で
聞いたことがない単語にお目にかかった
reFuels
再生可能な資源からの合成燃料のことだそうだ
発表内容によると、reFuelsは既存のガソリンやディーゼルの代替燃料として
ほとんどの既存の内燃機関エンジン車に採用できるという
CO2削減率は22-81%達成。
数値の幅は何によるかというと
- 合成燃料と化石燃料の混合比率
- 使用された原材料とエネルギー
情報源はドイツの専門誌Maschinenmarkt:
ドイツ Karlsruher Instituts für Technologie (KIT)の発表 2022/9/19
カールスルーエ技術研究所
【専門家の発言】持続可能な「reFuels」は、自動車から機関車まであらゆるものに動力を供給する
今すぐに液体燃料を放棄することはできない
たとえば、重量物の輸送、海運、航空の分野がそうだし、
既存の自動車でもそうだ
Professor Thomas Hirth
KITのトランスファー、インターナショナル担当バイスプレジデント
「ReFuels」は新旧車両問わず使える
乗用車だけでなく商用車でもOKだし、機関車だって。
大量の「燃料」が生産され消費されたが
オットーエンジンやディーゼルエンジンで性能や損耗に特に障害なかった
Dr. Olaf Toedter
KITのピストンエンジン研究所
バッテリー駆動システムはまだ真の代替手段ではない
これだけ成熟した自動車社会
内燃機関を使ったエンジンのシステムを
一気にバッテリー駆動システムに置き換えるのは
容易ではない
バッテリーの供給が追いつかないし
ガソリンスタンドに置き換える
給電施設も新たに普及させる必要がある
それはコストが膨大で
普及が難しい面もある
reFuels おもしろいじゃない!
それを解決する手段としてのreFuelsには現実味があると思う
トヨタが水素駆動のエンジンを実用化しようとしている
それも電気自動車への移行の過程としては
意味があることだと思う
現在の化石燃料をどう置き換えていくのか
費用の面も無視できない課題だ
自動車の価格だけの問題ではなく
- 製造するための設備更新
- エネルギー供給設備
- 値上がりしそうな電気料金
などなど
高額な補助金がないと成り立たないような
解決策は望ましいものではない