HellerのCBC Cylinder Bore Coatingがおもしろい

ドイツ

自動車の内燃機関も効率を上げることが求められている

省エネのテーマの中に、軽量化がある

エンジンをアルミ製にするのがその一つ
しかし、燃料を爆発させて動く内燃機関では
爆発で熱が発生し、アルミの耐熱性が問題になる

なのでシリンダブロックのシリンダの部分には鋳物のライナーが入っている

鋳鉄ライナーの代わりにシリンダ内に溶射皮膜を作る
その方法が「アーク溶射」という方法だ

ライナーより薄い皮膜でOKだから
軽量化できる

シリンダのボアピッチを狭くできるから
エンジンのサイズを小型化できる

ライナーを打ち込む工程が必要ない
量産加工ラインの中に組み込める

シリンダとピストンの摩擦が50%になることで
燃料、オイル消費が減る

2011年にDaimler AGと共同で
この開発を開始して

2016年には、このCBCテクノロジーが
ドイツ未来賞にノミネートされている

Beschichtungsmodule für Zylinderbohrungen CBC 200 | HELLER
HELLER Beschichtungsmodule CBC 200 für die serienreife Beschichtung von Zylinderbohrungen mit Hilfe der CBC-Technologie (CylinderBoreCoating).

こういう技術が自動車産業における
工作機械の貢献につながっている

とても素晴らしいことだ

そして、これを調べていて
日産が2017年にHellerに、日産の独自技術
「ニッサン・マシニング・ラフニング・プロセス(NMRP)」
のライセンス供与をしていたことも知った

日産自動車、高効率エンジン加工技術のライセンスを独ヘラー社に供与
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川廣人 以下、日産)は、自動車エンジンの生産工程で用いる日産の独自技術「ニッサン・マシニング・ラフニング・プロセス(Nissan Machining Roughening Process:以下、NMRP)」 のライセンスを工作機械メーカー大手であるGebr. Hel...

新しい技術へのチャレンジ・・・
ワクワクしますね

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