Maschinenmarkt誌に建設機械の展示会特集があった
開発のポイントは何か?
環境保護の観点から
- カーボンニュートラル
- 遠隔操作(無人作業)
- 劣悪環境に耐える周辺装置
乗用車と方向性は同じだが
パワーの必要な作業に従事する機械ならではの特徴もある
Bauma 建設機械の展示会 ー その概要
さて、いったいどういう展示会なのか?
Baumaの英文サイトがありますので参照ください
ミュンヘンの展示会場で開催されます
建設機械っていうと、「はたらくのりものたち」という感じで
子供の頃には、大好きだった、という人も多いかも知れませんね
Baumaのキートピックスは何かというと
- Construction methods and materials of tomorrow
- The way to autonomous machines
- Mining – sustainable, efficient, reliable
- Digital construction site
- The way to Zero Emission
開催前の不安といえば
出展者数が、今回は13%少なかった
特にロシアと中国の出展が無かった
- 展示総面積:614,000平米(サッカーコート86面分)
- 414,000平米が屋外
クレーンは背が高いものも多く、かなり大型の機械装置もあるから・・・ - 200,000平米が屋内
- 414,000平米が屋外
フロアサイズでは、世界一の大きさを誇るようです
出展のトピックス
Maschinenmarkt誌の記事は、写真メインなので
それを見てもらった方がイメージが湧きやすいことでしょう
余計な説明は抜きにして
写真と簡単な説明を並べていきます
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Mercedes-Benz Trucks
Arocsという建設現場用のトラックを展示していたようですが
将来的にはバッテリー駆動も登場し、各60kWhのバッテリーパック、6-7個を搭載し
それで航続距離200km超が可能とのこと
やっぱり、まだまだ短いと思ってしまいますね
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Caterpillar Industrial Power Systems Division
C13Bは、EU排ガス基準 Euro5をクリア。
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Liebherr
H964 は、コンパクトな9L、4気筒水素エンジンで現在開発中のもの
水素は直接燃焼室に噴射される
2025年までには水素エンジンの量産化を開始したい
ZF
電気駆動システム Etrac を展示
eCDシリーズの 110-210 は、ミドルサイズのホイールローダー用
電気メカ式パワーシフトトランスミッションと
トラクション用とePTO用、各1個の電気モータで構成されている
さらに、トータルシステム出力と駆動系のエネルギー管理を行う制御ユニットが搭載されている
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ZF
Traxon Dynamic Performトランスミッション
オイル冷却式多板クラッチを使用した新しい始動エレメントが採用された
移動式クレーンや特殊車両が、オーバーヒートせずに、ほぼ摩耗ない始動・操縦ができる
今秋よりLiebherr社の5軸移動式クレーン「LTM 1110-5.2」に採用される予定
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TE Connectivity
コネクタ、センサ技術を展示
厳しい環境の中でも使用可能なものを選択展示
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Motec
カメラによるドライバー補助システムを展示
頑丈なヘビーデューティーカメラまたは車載用CMOSセンサー搭載のユニバーサルカメラMC6000D
7インチモニタ MD3071A 付
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日立はBaumaにおいて、ZX 135-7EBを含む合計4台の新しいゼロ・エミッション・ショベルを展示
建設機械で代替駆動システムの採用が増加していることは、Bauma 2022の明確な傾向だ
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Herrenknecht AG
トンネル連続掘削分野での開発が評価され、Bauma Innovation Prizeの「機械技術」部門賞を受賞した
トンネル連続掘削では、従来の非連続方式比で最大1.6倍の性能向上となる
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Siemens
Baumaに比較的小さなブースで出展した
極限状態を想定して作られた、マイナス40度から70度まで耐えられる
制御・自動化ユニットを展示した
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Hyundai
代替駆動装置を展示していた
Baumaで展示したのは
- 14トンの水素燃焼エンジン搭載掘削機
- 水素燃料電池パワーユニット
- 1.8トンのミニ電動ショベル
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Thyssenkrupp Rothe Erde
3列ローラーベアリングを展示
回転運動や連続運転に対応した設計になっている